ビービットは、デジタルサービスの顧客体験改善を支援する「UXグロースOps Lite(ユーエックスグロース・オプス・ライト)」の提供を開始した。体験改善業務を一貫支援する「UXグロースOps(ユーエックスグロース・オプス)」のライト版である同ソリューションによって、企業はLTV向上につながるユーザインサイトを得ることができる。すでにNTT東日本サービスやヤクルト球団などへの先行提供を開始しているという。
同社は、2000年の創業以来培ってきたユーザ体験設計の方法論を軸に、コンサルティングサービスとUXチームクラウド「USERGRAM(ユーザグラム)」を融合したソリューション「UXグロースOps」の本格展開を2022年4月に開始。ゼロからの業務構築、成果創出・業務定着までを伴走しながら一貫支援する同ソリューションは、主にエンタープライズ企業の顧客より多くの好評を得ていた。一方で、ファーストステップとしてより限定的な範囲でグロース活動に取り組みたいという声も寄せられていた。
今回新たに提供を開始した「UXグロースOps Lite」は、さらに幅広い企業がUXの改善によるビジネス成長を実現できるよう、コンサルタントによる支援範囲を限定したライト版のソリューションプランとなる。
「UXグロースOps Lite」の特徴
「UXグロースOps Lite」は、次のような悩みを持つ企業に対し、ユーザ行動を可視化し分析を可能にするツールとUXのプロフェッショナルによる分析レポートを毎月提供することで解決する。
- デジタルサービスのUX改善ビジネス成長を目指しているが、なかなか成果が出ない
- ユーザに対する理解が不足している
- データ分析の工数が不足している
- 改善のPDCAを回せていない
分析レポートでは具体的に、「USERGRAM」にて可視化される量的および質的データを用いて、次のような内容を明らかにし、サービス上で減らすべき体験と増やすべき体験に関する示唆を提供する。
- 理想とする体験と実際の体験のギャップ
- 一連のサービス体験の流れのなかで、ユーザが利用を諦めてしまう離脱の発生個所(ボトルネック)
- 離脱が発生してしまうユーザの行動理由
- 離脱が発生しなかった成功ユーザの行動理由
プラン概要
「UXグロースOps Lite」は、「USERGRAM」に月次のレポーティングをパッケージングし、ツール料金にプラス月額5万円で利用できるプラン。
提供サービス
ユーザの実際の行動データをもとにした施策立案を支援するSaaS「USERGRAM」を提供(自社のウェブサイトおよびアプリ上のデータ計測・ツール活用サポートを含む)
データ分析の専門スキルがなくても、実際のユーザの行動データから施策立案を可能にする分析基盤を提供する。
行動データをもとにUXのプロフェッショナルがユーザインサイトを月次でレポーティング
専門コンサルタントが「USERGRAM」を用いたユーザ行動分析を行い、ビジネス成果につながる可能性の高い改善ポイントをアドバイスする。
レポートをもとに月次定例を開催
UXのプロフェッショナルの進行のもとで、レポートをもとにした改善案の議論を行う。定例の内容は、企業の目的に沿ってカスタマイズすることも可能。