ゆるキャラグランプリがご当地キャラとメタバースのコラボ空間「ゆるバース」として復活、開催へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2023/04/29 12:00

 NTT QONOQ(以下、コノキュー)と、パソナグループ、ディスクベリー・ドット・コム(以下、ディスクベリー)、スポーツニッポン新聞社(以下、スポニチ)、CIRCUSは、2023年「ゆるキャラグランプリ改め、ゆるバース」において、コノキューが提供する仮想空間プラットフォーム「DOOR」を利用したメタバース空間との連動と、リアル会場(兵庫県淡路市)での決戦投票&表彰式を行い、オンライン・オフラインのハイブリッド開催を行う。同イベントにおいて、メタバース空間との連動は初の取り組みとなる。

1.開催概要

 東日本大震災が発生した2011年、ゆるキャラグランプリは「ゆるキャラで地域を元気に!」「ゆるキャラで会社を元気に!」「ゆるキャラで日本を元気に!」の3つのテーマを掲げ開催され、地方創生の一翼を担ってきた。

 2020年に幕を閉じた同グランプリだが、今回、ご当地キャラとメタバースを連動させた独自空間「ゆるバース」として復活することとなった。同イベントにおけるご当地キャラの宣伝活動・投票までを、コノキューが提供するメタバース空間「DOOR」で実施。決戦投票&表彰式は兵庫県淡路市にてリアル開催する。

 各ご当地キャラを再現した3Dアバターが配置された同イベント独自空間「ゆるバース」では、各ご当地キャラが選挙活動・広報活動を行い、一般ユーザーはスマートフォンやパソコンのウェブブラウザ(専用アプリは不要)から「ゆるバース」上で、推しご当地キャラ空間を体験しながら、グランプリの投票を無料で楽しむことができる。

2. 背景

 2011 年東日本大震災の災厄から、地方を元気に、地方を笑顔に、との想いから「ゆるキャラグラ
ンプリ」は開催された。開催10回めを迎えた 2020 年にその役割を終えた当イベントでしたが、コロナ禍という新たな災厄が地方における観光産業に大きな損害を与え、地域の PR を担うご当地キャラクターたちの活動も大きく制限されるなか、各地方自治体やご当地キャラクター運営団体からのあつい要望や復活を望む声に応える形で今回の発表となった。

 復活するならアフターコロナ時代に相応しい形態での開催を模索した結果、メタバース上(オンライン)での開催とリアルイベント(オフライン)のハイブリットにたどり着いた。実物キャラクターが重要視されるイベントであるため、2Dではなく3Dで開催できるメタバースとの親和性が高いと考えている。

 また、全国自治体同士のつながりもある本イベントでメタバースを活用することで、地域の DX 化促進の新しい取り組みとして実施する意義があるとの考え。「ゆるバース」は地方自治体が DX での活動を推進する「はじめの一歩」としてサポートできるよう、取り組んでいく。