総合制作事業会社の博報堂プロダクツは、サステナビリティ領域における企業のコミュニケーション課題に対し、専門性と実施力でサステナビリティアクションを加速させる専門プロジェクトチームとして「SUSTAINABLE ENGINE」を発足した。
「SUSTAINABLE ENGINE」の特徴
サステナビリティアクションの実装化サイクルを構成する3つのプロセス「パーパス構築」「コミュニケーション設計・発信」「具体化アクション」それぞれ単体での課題解決のほか、実装化サイクル全体での最適化プランを提案することも可能となっている。
Process1:パーパス構築
「パーパス(=存在意義)」は、社会における自社の立ち位置を明確にし、社史や社風、哲学、生業を包括する未来に向けた宣言となる。言葉とアクティベーションの専門知識をもつ同プロジェクトのエキスパートが、企業に最適なパーパス構築を支援する。
Process2:コミュニケーション設計・発信
パーパスを策定し、それにもとづいてサステナビリティ活動をしているにも関わらず、社会にそれを正しく伝えられていないという課題に対して、動画、イベント、オウンドサイト、SNS、キャンペーンなど、あらゆるチャネルを最適化し、企業イメージ向上に寄与する効果的なコミュニケーション施策を計画、実行する。
Process3:具体化アクション支援
真のサステナビリティ経営実現のためには、行動変容が不可欠となる。同社のコアコンピタンスである「顧客化力」により、生活者の心を動かし、新しい行動を促す具体化アクションを支援。脱炭素、循環型経済、人権など多様なテーマから最適なアクションを提案し、共感と行動の好循環を生み出す。
「SUSTAINABLE ENGINE」活用イメージ
(1)BtoC企業のサステナビリティアクション
パーパスにもとづく具体的アクションや商品/サービス提案だけでなく、インクルーシブな表現を用いた広告コミュニケーションや脱炭素イベントなど、立体的かつ効果的な統合プランをワンステップで提供する。
(2)BtoB企業のサステナビリティアクション
難しいテーマに挑むBtoB企業の取り組みを、楽しくわかりやすく伝えるためのコミュニケーション開発から体験設計までを一気通貫で提供する。
(3)採用活動におけるサステナビリティアクション
Z世代の認知獲得からファン化に至るまで、サステナビリティ知見が深い各ジャンルの専門家が連携してマルチチャネルで学生に刺さる文脈としてリーチさせることができる。
(4)社内に対するサステナビリティアクション
パーパス策定後の社内浸透策として、タッチポイントごとにわかりやすく共感できるストーリー構築し、コンテンツ制作を支援します。社内啓発だけでなく社外広報を戦略的に統合した多角的な発信も可能。
(5)サプライチェーン全体を通じたサステナビリティアクション
脱炭素社会の実現とサプライチェーンにおける環境・人権への配慮に向けて、トレーサビリティ確保、クリーンエネルギー工場での生産、エコ輸送から、アップサイクルまで、ものづくりを基点としたサーキュラーエコノミーの実現を支援します。
博報堂プロダクツは、今後もサステナビリティアクションを通じて、サステナビリティ課題解決に取り組む企業を支援し、社会インパクトを創出することでともに持続可能な社会実現に貢献していく。