デル・テクノロジーズは、テレワークをしているモニター所有者に対して実施した、在宅勤務・テレワークの実施にともなうモニターの利用実態について調査をおこない、結果を発表した。
モニターの使用実態
60%のモニターユーザーがテレワーク・在宅勤務においてノートPCを使用していることがわかった。デスクトップPCは35%、タブレットPCやタブレットを使って仕事をしている人は5%以下だった。
73%のモニターユーザーが、モニター使用台数は1台と回答。一方で、2台以上のモニターを使用してテレワーク・在宅勤務をしている人も約3割程度いることが判明した。
モニターの使用用途についてたずねたところ、81%が「仕事関連の作業」と回答。仕事以外の用途では、「ウェブサイト閲覧」が38%、「動画視聴(YouTube, Netflix, TVer, AbemaTVなど)」が32%となった。「その他」の使用用途では、「テレビをモニターにしているので、テレビ視聴」など、テレビをモニターとして活用している様子もみられた。
使用しているモニターのタイプは、「ワイド(16:9)」(68%)がもっとも使用されている。次いで、「スクウェア」は22%だった。
モニターのサイズは「22インチ~24インチ」が31%で一番人気に。次いで、「17~21.5インチ(ワイド)」が20%、「17~21.5インチ(スクウェア)」が15%、「14インチ~16インチ(ポータブル)」が14%という結果となった。
モニターの色は、「ブラック」が8割弱でTOP。次いで、「ホワイト」(13%)「シルバー」(8%)の順で人気だった。
モニター接続に使う入力端子は、「HDMI(63%)」が半数以上。次に「USB Type-C(Thunderbolt含む)」が15%となった。以降、「VGA(11%)」「DVI(10%)」の順で続く。
モニター周りで使用しているアクセサリーは「ヘッドセット」と「USBハブ」がトップでそれぞれ25%だった。次いで「Webカメラ(21%)」「スピーカー・スピーカーフォン(20%)」、「モニターアーム(13%)」、「ライト(13%)」、「マイク(13%)」という結果となった。
モニターユーザーの購入実態
モニターユーザーの27%が会社から支給されたモニターを使用していることがわかった。自身で購入した人の54%がオンラインでモニターを購入しており、店舗での購入者は17%となった。
モニター購入時に参考にした情報源は「アマゾンや価格.comなどの口コミ」がもっとも多く47%。ほぼ同率で「インターネット上の情報サイト(46%)」となった。店頭でのアドバイスと回答した人は18%で、インターネットを活用して情報を収集している人が多いことがうかがえる。
モニターを購入する際の重視点は、「価格(61%)」「画質(38%)」「機能(32%)」「重さ・設置面積(24%)」が上位に。次に、「ブランド(18%)」、「デザイン(18%)」、「色見(16%)」と続いた。また、職種別でみると、エンジニア・技術系層で「画質」が全体より8ポイント高く、画質を重視していることがわかった。
モニターユーザーの生活と意識
モニターユーザーのテレワーク・在宅の仕事環境についてたずねたところ61%が、リビングやキッチンなど「自宅の生活スペース」と回答。「専用の仕事部屋・スペース」で仕事をしている人は35%だった。コワーキングスペースやカフェで仕事をする人は2%となった。
モニターユーザーが仕事環境で不便に感じていることや改善したいことは、「作業用スペースが足りない」と「身体の不調」がもっとも多くそれぞれ24%に。次いで「ネットワークが安定しない(17%)」、「モニターなどが場所を取って片付かない(16%)」、「ケーブルが邪魔(16%)」が挙げられた。
モニターユーザーに現在のテレワーク・在宅環境において、仕事をするうえで、不便に感じていることや改善したいことについてたずねたところ、生活スペースと専用の仕事部屋問わず、“生活音”による音の影響や、“作業スペース”の確保、デスクやモニターの位置の悪さなどからくる姿勢の悪さや肩こりなどの”体調不良”の意見が多く挙げられた。また、プライベートと仕事の切り替えの難しさからくる“集中力の低下“もうかがえた。
調査概要
- 調査期間:2023年6月9日(金)~6月13日(火)
- 調査地域:全国47都道府県
- 調査対象:20~69歳の男女
- 有効回答数:本調査500サンプル
- 調査手法:インターネットリサーチ