Star Creationが「ショート動画白書 vol.2」公開 クリエイターの力は「信頼・購入」などボトムファネルで発揮

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2023/07/24 07:30

 スターミュージック・エンタテインメントが運営するStar Creationは、ショート動画の4プラットフォームを調査したレポート「ショート動画白書 vol.2 クリエイターが巻き起こす『ショート動画売れ』」を公開した。

 ショート動画白書 vol.2では、ショート動画で起こる行動や購買行動にフォーカス。購買された商品の調査や、「ショート動画売れ」とクリエイターの関係性、ショート動画が行動喚起にどの程度効果があるかを解析している。なお同調査におけるショート動画とは「縦動画」「60秒以下」のものと定義。

利用時間の増減

昨年に引き続き、ショート動画の視聴時間の伸びが顕著に。前年からの増加率がもっとも高いのはLINE VOOMは56.1%(前年から5%増)、YouTubeショートは58%(前年から3%増)、TikTokの61.6%(前年から0.2%増)という結果が出たが、同時にそのほかの媒体も復調している。テレビ・動画配信・Facebookは試聴時間が減少したという回答が増えていた。

広告のイメージ

ショート動画の広告とテレビCMのイメージについては、ショート動画の広告には「新しい発見がたくさんある」という意見が56.4%(前年より4%増)と増加。「生活や買い物で参考にする」も50%に近づき、「共有したくなる」はテレビCMを逆転した。一方で、「信頼できる」はポイントを落としている。

影響力が強いプラットフォーム

ショート動画からの影響を受けて行動を起こしたかに関しては、商品・サービスの購入への影響力はTikTokがもっとも高かったものの、LINE VOOMがアプリダウンロードやサービス登録など幅広く高い数値を出す結果となった。

クリエイターの役割

クリエイターの力は、「認知・興味」などのアッパーファネルよりも、「信頼・購入」などのボトムファネルにおいて発揮されている。また、先述のとおり「製品理解」にも好影響を及ぼすことが判明した。

実際に購買した商品一例

ゲームアプリや美容系が多く回答された。一方、医療保険・カメラ・軽自動車など、今まで見られなかった10万円を超える商品も回答されており、ショート動画の影響力が増していることがうかがえる。

定量調査概要

  • 調査時期:2023年06月
  • 調査対象:1120サンプル 10~40代の日本人男女
  • 調査主体:スターミュージック・エンタテインメント|アスマーク
  • 調査方法:インターネット広告媒体社等を対象としたアンケート調査、ヒアリング調査、各種データ収集・分析の調査にもとづき、推定作業を実施

※同調査においては、15〜26歳の男女をZ世代、27〜42歳をミレニアル世代、43〜49歳をX世代と括り分析している。