有隣堂とKADOKAWAは、2023年9月29日(金)~11月30日(木)に開催されるニコニコカドカワ祭り2023に合わせ、「アバター書店員」と「AI書店員」を有隣堂の店舗にて展開する。
書店DX推進コンテンツ「アバター書店員」「AI書店員」
「ニコニコ超会議2023」などイベント会場で好評だった書店DX推進コンテンツ「アバター書店員」「AI書店員」が、リニューアルして有隣堂に登場。「アバター書店員」については、実際の書店での展開は初となる。
書店の数が減少していく中、新たな書店の価値の創造を狙い有隣堂とKADOKAWAが協力し、デジタルを用いた書店の価値の向上を狙った取り組みを行う。
有隣堂は、誠品生活日本橋やHIBIYA CENTRAL MARKETなど、既存の枠組みをこえた書店のありかたを提案してきた。また、Youtubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」では従業員が商品愛を語ることで話題を呼ぶなど、新たな形での書店のブランディングに挑戦をし続けている。
KADOKAWAは、2013年よりデジタルを用いた書店送客を狙った「ニコニコカドカワ祭り」を毎年継続的に実施しているほか、製造のデジタル化なども業界に先駆けて進めており、流通や施策のDX化によって、書店の売上向上を図ってきた。
その両社が協力をし、アバターやAIといった技術で、時間や場所などさまざまな障害に制約されない新たな雇用のありかたや、地域コミュニティ拠点としての書店の可能性、さらに書店の醍醐味である“偶然の出会い”をデジタルを用いて提案する。
アバター書店員
書店員や専門スタッフがアバターとして利用客と実際に会話しながら、ピッタリの本を見つけてくれる体験型コンテンツ。遠隔地から接客可能なので、書店における接客スタッフ確保の問題を解決する。また今回は初めて、実際の有隣堂書店員がアバター接客を実施。人ならではの細かなヒアリングと提案が体験できる。
AI書店員 ダ・ヴィンチさん
タブレットの「AI書店員ダ・ヴィンチさん」の質問に答えながら対話を進めていくと、5,000冊のなかから利用客に合った書籍を自動で診断してくれる体験型コンテンツ。今回はChatGPTの技術を導入してさらにパワーアップし、3冊のおすすめ書籍と、おすすめの理由を表示・持ち帰る機能が追加された。おすすめされた本は、KADOKAWAアプリと連携して有隣堂店頭在庫を確認することもできる。