コンセント、“道場型”デザイン人材開発・組織実装サービス「CONCENT DESIGN DOJO」開始

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2024/04/08 09:00

 デザインの社会活用に取り組むコンセントは、これまでクライアント企業に対してビジネスへのデザイン導入・推進を支援してきたノウハウを整理・再構築し、デザイン人材の開発・組織への実装を強化するサービス「CONCENT DESIGN DOJO」の提供を開始した。

 日本企業のグローバル市場における競争力強化、不確実性が高く将来予測が困難なVUCAの時代への対応、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進などを背景に、ビジネスにデザインを取り入れていく機運がここ数年高まっている。

 同社に寄せられる企業からの問い合わせでも、組織におけるデザイン活用に関する相談が近年急速に増え続けている。組織力強化や新規事業開発、既存サービスの向上といったことを目的に、デザイン導入や推進、デザイン人材の育成・採用強化、研修の実施をはじめ、規模やフェーズ、課題といった組織ごとの状況によりその支援内容はさまざまである。

 今後予測されるニーズのさらなる拡大と、人や企業、社会にとってデザインが一般的なスキル・態度・ナレッジとなる「Design by Peopleの時代」(デザイン研究者リズ・サンダース氏によって提唱された、すべての人々がデザインを実践することができるようになるというビジョン)に向け、これまでの支援実績からのノウハウを整理・再構築し、体制を強化して「CONCENT DESIGN DOJO」の提供を開始した。

「CONCENT DESIGN DOJO」の概要

 「CONCENT DESIGN DOJO」では、組織へのサービスデザイン教育、デザイン思考の導入、組織内でのリスキリングをはじめ、さまざまな面から支援を行う。

アウトプット重視の学びのプログラム

キーワードを知って「理解したつもり」にならない、アウトプットを重視した学びのプログラムを提供。名称の「DOJO(道場)」はこの基本思想が込められている。

デザイン人材開発などの実績・専門知見のあるメンバーによる支援体制

デザインを組織に取り入れるといっても、置かれた状況や抱えている課題、目指したいビジョンなどは企業によって異なる。そのため、これまで多くの企業への支援実績のあるメンバーや各領域における専門知見をもったメンバーからなる支援体制を構築し、同社で開発した「人材開発キャンバス」や「技術マトリクス」といったツールも使いながら、目指すゴールを設定し可視化したうえでプログラム内容を設計していく。実施後には振り返りと検証を行い、実践への接続とさらなる成長のための計画とに結びつける。

同社で開発した、組織目標と人材スキルのギャップを洗い出し適切な打ち手を導き出す「人材開発キャンバス」や、デザイン人材のスキルマップ「技術マトリクス」などのツールを使って可視化しながら目指すゴールを設定する。

最新のデザインアプローチを体得

「CONCENT DESIGN DOJO」では、2024年時点ならたとえばシステミックデザインアプローチやOOUI(オブジェクト指向UI)アプローチ、デザインスプリントといったように、コンセントで実践している最新のデザインアプローチを体得することが可能。