スターミュージック・エンタテインメントが運営するStar Creationは、ショート動画の主要4プラットフォームを調査したレポート「ショート動画白書 vol.4 - ゲーム、漫画を超えた!? 生活に根付いたショート動画の利用実態」を公開する。
白書の案内
ショート動画主要4プラットフォームの業界調査レポート「ショート動画白書 vol.4 - ゲーム、漫画を超えた!? 生活に根付いたショート動画の利用実態」を無料で公開する。
ショート動画白書 vol.4では「ゲーム、漫画を超えた!? 生活に根付いたショート動画の利用実態。」と題し、消費者がショート動画に対してどのような印象を持っているのか、よく見られるコンテンツや実際の視聴スタイルなどを、ショート動画のパイオニア 「Star Creation」 の知見を交えて伝える。最新のショート動画市場の動向や消費者にどの程度浸透しているか、また、ショート動画ユーザーの特徴からマーケティング施策で考慮するポイントまでがまとまった内容になっている。
Star Creationでは、今後も定期的にショート動画に関する調査レポートや白書を公開していく。
本調査の意義
本調査は、15歳〜69歳の日本人男女1,750人を対象に、ショート動画の主要プラットフォームであるTikTok、YouTube ショート、Instagramリール、LINE VOOMを取り上げ、それらのユーザー属性や使用シーン、イメージの違いなどの調査を2024年2月に実施し、その内容をショート動画白書としてまとめた。(前回までの調査は15歳〜49歳の日本人男女1120人が対象。今回より50代、60代が調査対象として加わった)※本調査におけるショート動画とは、「縦動画」「60秒以下」のものを指す。
世代の定義について
本調査においては、15〜26歳の男女をZ世代、27〜42歳をミレニアル世代、43〜69歳をX世代以上と定義し分析した。
サマリー
50代、60代のシニア層まで調査対象を拡大
前回の調査で、調査対象の過半数がショート動画を利用していることが判明、ショート動画のマスメディア化が進んでいる。そのようなショート動画の本格的な社会浸透を鑑み、今回の調査から、50、60代以上のシニア層まで、調査対象を拡大した。
ショート動画ユーザーはさらに増加、消費者の生活に定着した
40代までのショート動画の利用率は前回調査時から3.2ポイント伸び55.1%と、ショート動画はさらに消費者へ浸透していることがわかった。隠れショート動画ユーザー(※)を含めると68.2%がショート動画を利用しているという結果に。
※隠れショート動画ユーザー:TikTokは利用してないが、InstagramやYouTubeを利用中に知らぬうちにショート動画に触れているユーザー。
ショート動画は目的を持って視聴するユーザーよりも、とくに目的なく無意識でショート動画を視聴しているユーザーが多いことも明らかになった。
また今回の調査では、ショート動画視聴がスマートフォンの利用時間に占める割合が、SNS利用、動画コンテンツ視聴、サイト検索・閲覧に次ぐ結果であった。スマートフォンゲームや漫画などのコンテンツ消費よりも、ユーザーはショート動画に時間を使っている。
マーケターと生活者で意識の乖離
本調査ではマーケターと一般消費者の意識の違いも調査。マーケターが考えるより消費者はショート動画に対する受容性が高いことが明確に浮かび上がった。
調査設計
- 調査主体:株式会社スターミュージック・エンタテインメント
- 調査委託:株式会社アスマーク
- 調査・制作協力:The Third Strategy株式会社
- 調査時期:2024年2月
- 調査対象:スクリーニング調査:11,648サンプル/本調査:1750サンプル
- 調査方法:インターネット広告媒体社等を対象としたアンケート調査/ヒアリング調査/各種データ収集・分析の調査にもとづき、推定作業を実施(本レポート内グラフにおける数値は、表示単位未満を四捨五入して表示しているため、計算値が一致しない場合がある)