ヘラルボニーと小松製菓はコラボレーションし、南部せんべいを使用した人気ブランド「チョコ南部」とアートを融合させた新商品「choco nanbu MAGIC」を1月31日から数量限定で発売する。
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商品詳細
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チョコレートにはGreenCacaoを100%使用。GreenCacaoを使用することでブラジルトメアスー地方の森林を維持する活動につながる。正規品とは別にはじかれる不揃いな南部せんべいのクラッシュ、ストロベリー、ラズベリー、パッションフルーツのフリーズドライをトッピングすることで、色鮮やかに仕上げた。(※南部せんべいの品質に問題はない)
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チョコレートを包み込む缶には岩手県北上市出身の作家、八重樫季良氏の未発表アート「(無題)」を起用。缶はペンケースや小物入れとして活用できる。
東北の伝統と異彩を放つアートの新たな出会い
青森・岩手地区の郷土食「南部せんべい」。起源は600年前とも伝えられており、手焼きの素朴なお菓子として親しまれたほか、郷土料理「せんべい汁」としても広く知られている。昔はどの家庭にも南部せんべいを焼くための「鋳型」があり、おばあちゃんの手焼きせんべいとして子どもから大人まで幅広い年代に愛されてきた。丸型の綺麗な形に焼けることが良いおせんべいの絶対条件でしたが、その常識を打ち破り、あえて割ったおせんべいをチョコレートと組み合わせるという大革命を起こしたのが小松製菓の「チョコ南部シリーズ」。発売から15年、南部せんべいの新たなカタチとして定着している。
そして今回、「チョコ南部」とヘラルボニーがコラボレーションした特別商品「choco nanbu MAGIC」(チョコナンブマジック)を3,000個の数量限定で発売する。
共同開発の背景にある共通点は「個性」
共同開発の背景には、“個性から生まれる魅力”という共通点がある。choco nanbu MAGICは正規品とは別にはじかれる不揃いなおせんべいを活用し、割れ・欠けがあっても品質は変わらない。またヘラルボニーは、障害のある作家の個性あふれた作品による新たな可能性を切り開いている。今回使用したモールド(※型)は2018年にグッドデザイン賞を受賞しており、モールドに刻まれた幾何学模様とヘラルボニー契約作家、八重樫季良氏のアートが美しい調和を醸し出している。
起用アート
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八重樫氏の現存する数百点におよぶ作品群のうち、20年以上にわたって描かれた「建築物」シリーズの一点。八重樫はすべての作品において、一切の迷いもためらいもなく、始めから終わりまでを一気呵成に描き上げた。画用紙に沁み込むインクに浮かぶ線状のタッチが、「キュッ、キュッ」という音とともに規則正しくマーカーを走らせていた、その制作風景を彷彿とさせる。