GMOペパボのVI刷新から一貫性を保つ仕組みづくりまで[コミュニケーションデザイン編]

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VI刷新のプロセス

VI刷新のプロセス
VI刷新のプロセス

1.デザインプリンシプル作成(要件の具体化)

ビジュアルをアップデートするにあたり、キーワードを抜き出したデザインプリンシプルを作成しました。ブランドビジョンのままでは抽象度が高いためです。

カラーミーショップのデザインプリンシプル
カラーミーショップのデザインプリンシプル

2.ムードボード作成(アイデアの発散)

デザインプリンシプルをもとにEC事業部のデザイナー全員が集合。ADチームがファシリテーターとなり、ムードボードを作成しました。各々が考える「カラーミーショップらしさ」やキーワードから連想された抽象的なイメージを持ち寄り、ビジュアルのモチーフアイデアや表現のテイストについてのブレインストーミングを実施。デザイナーみんなで発散して考えるプロセスを経たことで、デザインプリンシプルの理解促進にもつながり、時間をかけてでも取り組んで良かったと感じています。

デザインプリンシプルを軸にムードボードを作成。
デザインプリンシプルを軸にムードボードを作成。

3.ビジュアルデザイン案作成

ADチームが中心となり、ムードボードのアイデアから具体的なビジュアルへの落とし込みを行いました。ビジュアルのコンセプトとイメージを複数案作成し、事業部長やマネージャーへのプレゼンテーションを実施。ビジネス視点、ユーザー視点、また競合サービスとの比較などをしながら多角的に検討した結果、新しいビジュアルの方向性が決定しました。

ADチームによるビジュアル提案までの思考のプロセス。
ADチームによるビジュアル提案までの思考のプロセス。
プレゼンテーションの様子
プレゼンテーションの様子
決定したビジュアルの方向性
決定したビジュアルの方向性

4.ビジュアルのテスト/検証

サービス全体に新しいビジュアルを展開する前に、一部の施策内でテスト/検証を実施しました。ちょうど新プランのリリースが迫っていたため、新プランのLPやプロモーションツールに新ビジュアルを適用。新プランのあらゆるタッチポイントで一貫性のあるビジュアルを適用したことで、ほかのプランとの差別化や特別感を醸成。さらに、アセットがあることで制作スピードも向上させることができました。

試験的にプレミアムプランにビジュアルを適用。
試験的にプレミアムプランにビジュアルを適用。

5.サービス全体への展開

テスト/検証の結果をもとに、サービス全体への展開計画を立案。サービスサイトを中心にタッチポイントを洗い出し、アイキャッチなどの変更が容易な箇所から、ロードマップに沿って順次対応を進めました。

どんなタッチポイントでどのように使用されるかを洗い出したうえで順次展開。
どんなタッチポイントでどのように使用されるかを洗い出したうえで順次展開。