クリエイターがSNS運用の企画から分析まで担う利点は?成果をあげるには? ホリプロデジタル 小島さんに聞く

クリエイターがSNS運用の企画から分析まで担う利点は?成果をあげるには? ホリプロデジタル 小島さんに聞く
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2024/12/09 08:00

 TBS系のバラエティ番組『THE神業チャレンジ』や創業40年以上の歴史を持つ老舗アクセサリーブランドのTikTokアカウント運用を担当している小島歩友さんは、ホリプロデジタルエンターテインメントで新卒2年目を迎えたクリエイター。どちらのアカウントでも再生数100万回以上の動画を制作している小島さんだが、ユニークなのは企画や制作だけでなく、基本的には撮影・分析に至るまで自身で行っている点だ。今回はそんな小島さんに、各フェーズで意識していること、クリエイターとしてすべての段階に関わることのメリットなどについて話を聞いた。

ホリプログループのデジタル特化型企業としてSNS運用を支援

――まずは御社についてお聞かせください。ホリプログループのなかで、どのような事業を担っていますか?

おもに4つの事業があります。ひとつめがタレントを育成するタレントマネジメント事業、ふたつめが企業のデジタルプロモーションやデジタルマーケティング支援を行うマーケティング事業、3つめがeスポーツ事業、4つめが自治体や行政のプロモーションを支援する事業です。

ホリプログループ全体としてタレント事業を中心としていますが、そのなかでも弊社は、芸能×SNSの要素をかけ合わせた新しいタレントの育成を目的にスタートしました。現在はSNSに強みをもつタレント20名ほどが活動しています。

数年前から、タレント事業を通して積みあげたデジタルマーケティングの知見を他企業や自治体に提供する目的で、BtoBのマーケティング支援事業を始めました。また昨年からはタレントのアセットを活かした新しい市場開拓を目指してeスポーツクランを立ち上げ、YouTube運営などの活動も行っています。

――小島さんのご経歴と現在の業務について教えてください。

学生時代は、早稲田大学の広告研究会というサークルで映像制作をしていました。そこに入ったきっかけは規模の大きなサークルでいろいろな人に出会いたいと思ったからで、広告に対する興味は潜在的なものだったと思います。

弊社には、大学3年時にインターンとして加わりました。エンタメ業界に興味があったことと、当時コロナ禍でSNSに触れる機会がとても多くその運用にも興味があったからです。インターンをする中でSNS運用やデジタルマーケティングの楽しさを知り、そのまま正社員として新卒入社しました。

株式会社ホリプロデジタルエンターテインメント 小島歩友さん
株式会社ホリプロデジタルエンターテインメント 小島歩友さん

現在はソリューション事業部クリエイティブ室に所属し、おもにTikTokやInstagramなどのSNS運用を行っています。アクセサリーブランド、テレビ番組、公立大学、舞台など、担当するクライアントのSNS運用のほか、バナー広告制作、タレントの撮影画像のレタッチなど業務は多岐にわたります。そのほかにも、AIを学ぶためのプロジェクトの推進や、インターン生のマネジメント、グループ会社であるホリプロコムが運営する「HORIPRO COMedy Academy(ホリプロ コメディ アカデミー)」の生徒さんに向けたSNS講師も担当。SNS運用は、企画・撮影・編集・分析までのすべての工程を、私とインターン生で行っています。

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