サッポロビールとKDDIは、恵比寿ガーデンプレイスにて、XR技術を活用しヱビスブランドと恵比寿の街の過去・現在・未来をつなぐ体験プロジェクトを始動した。同プロジェクトでは、恵比寿ガーデンプレイスの各スポットでスマートフォンをかざすと恵比寿の約130年前の様子などをARで再現する「XR Project @YEBISU β.ver」を提供する。
同プロジェクトでは、スマートフォン上で、実際の風景と昔のビール工場や鉄道発着所などの風景が重なり、視覚的に恵比寿の歴史を体感することで、ヱビスブランドの物語を楽しむことができる。花火が打ちあがる様子やヱビスビール記念館内など恵比寿の現在を楽しめる体験コンテンツも用意している。
また、自宅にいながらでも恵比寿ガーデンプレイスにいるかのような体験を「au XR Door」によって提供する。
ヱビスビールは、1889年に荏原郡三田村(現在の恵比寿ガーデンプレイス)に完成した「恵比寿ビール」の醸造場から翌年1890年に誕生した、東京生まれのビール。1901年にビール出荷専用駅として「恵比寿停車場」が開設され、その後街の名も「恵比寿」となった。
同プロジェクトは、約130年前に東京で誕生し恵比寿の街の名前にもなったヱビスブランドと、XRなど先端技術の社会実装を推進する「au VISION STUDIO」が、テクノロジーとアイデアで今までにないブランド体験の仕組みを作りながら「行ってみたい」を創ることを目指し、消費者に拡張体験を届ける。
AR体験「XR Project @YEBISU β.ver」について
恵比寿ガーデンプレイスの対象スポットでスマートフォンをかざすと、ヱビス(恵比寿)の歴史を写真とナレーションで届ける。位置情報を元に街の奥行きを認識するVPS(Visual Positioning Service)技術を活用し、空間にARによって再現する。
なお、これまでVPS技術は専用のアプリで提供してきたが、同プロジェクトではXRコンテンツをウェブブラウザで制作・配信できるプラットフォーム「SATCH X powered by STYLY」を導入したことにより、アプリダウンロード不要で手軽に体験が可能となっているとのこと。
また、自宅にいながらなどいつでもどこでも恵比寿ガーデンプレイスにいるかのような体験を「au XR Door」を利用して楽しむことができる。
体験コンテンツの対象スポット
恵比寿ガーデンプレイス内 時計広場
昔のビール工場や鉄道発着所など、約130年前の様子と歴史をARとナレーションで解説する。
恵比寿ガーデンプレイス内 シャトー広場
ジョエル・ロブションの壮麗な石造りの館を背景に、花火が打ちあがる様子を楽しむことができる。
ヱビスビール記念館内ツアーカウンター前とジオラマ前
ヱビスブランドならではのコンテンツを用意。
実施期間
①・②:2021年12月20日から2022年3月31日まで
③:2021年12月20日から2023年3月31日まで
利用方法
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スマートフォンからウェブブラウザで各施設のサイトにアクセス。
・恵比寿ガーデンプレイス
・ヱビスビール記念館 - 地図から目的のコンテンツのピンをタップ。
対象スポットで体験する場合
下記のマークの位置に移動し、「現地でAR体験」ボタンを押すとコンテンツが開始する。※時計広場は昼間、シャトー広場は夜間での体験を推奨。
ほかの場所から体験する場合
「いつでもどこでも体験」ボタンを押すと、au XR Doorを利用したコンテンツが開始する。