Relic、ノーコード開発とフルスクラッチ開発の課題をサーバーレス技術で解消するプロトタイピング開始

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2022/03/04 12:00

 Relicは、新規事業やプロダクトの開発における仮説検証をプロトタイピングで支援するサービス「Agile Prototyping Lab」の実績・知見と、インフラ/バックエンド領域を自動化する「Backend as a Service(以下、BaaS)」を活用し、セキュリティとスケーラビリティを備えたプロダクトを低コストで開発する「セミオーダー型プロトタイピング」の提供を開始した。

 これにより、サービスコンセプトやUXやUIデザインを重視した仮説検証に集中することができるため、より速く、より高い確度で事業やプロダクトを開発することが可能になるという。

 これまでのプロトタイピングやプロダクト開発においては、ノーコード開発とフルスクラッチ開発の双方に課題が存在しており、これを十分に解消する適切な開発手法が不在であることが新規事業開発やプロトタイピングの推進や成果創出の妨げになっていた。

同サービスの特徴

 前述の課題に対して同社は、インフラ構築/バックエンド領域を自動化するBaaSを活用した、「セミオーダー型プロトタイピング」の提供を開始。BaaSの導入により、プロダクト開発に必要なサーバー構築、機能開発の負担を大幅に削減し、開発リソースをUI/UXに集中させることで、カスタマイズ性の高いプロダクトを短期間で実現することが可能となる。

 また、同社が提供する新規事業特化型プロトタイピング「Agile Prototyping Lab」の実績・知見を活用し、仮説検証から商用版の本開発まで、無駄のない拡張性のあるプロダクト開発を支援。これにより、日本企業の新規事業開発やイノベーション創出を加速し、独自性の高い良質なプロダクトやサービスがより多く社会に生まれ、育つ環境の実現を目指すとのこと。

プロダクト独自のUI/UXを実装できるカスタマイズ性

 BaaSで提供されている機能面だけでなく、プロダクト特有の機能を実装することが可能。また、プロダクトのUIデザイン/インタラクションも自由に設計できるため、プロダクトの肝となる主要機能や細部のUIまで、独自性のあるプロダクトを実現することができる。

インフラ構築/機能開発に必要な開発コストを大幅削減

 ログインなどの認証機能やデータ保存など、プロダクト開発で必要とされる一般的な機能を短期間で構築することができる。

提供機能例
  • アプリのユーザー登録やログイン管理を行う機能
  • ユーザー情報や写真・画像などのデータを保存・共有する機能
  • iOSやAndroidアプリにプッシュ通知を送る機能
  • アクティブユーザー数の推移、APIコール数などの分析機能

大手企業やインフラ機関も導入できるセキュリティ水準

 AmazonやGoogleなどの大手IT企業が運用しているBaaSプラットフォームを活用することで、AWSやGCPなどが維持する高セキュリティ水準でプライバシーとデータセキュリティを提供することが可能。

MVPプロダクトから商用版の本格開発までスケーラビリティのあるプロダクト開発

 同サービスでは新規事業開発の経験豊富な同社のデザイナー/エンジニアを中心に、事業検証する顧客課題/仮説に最適なプロトタイプを提供。短期間でプロダクト開発/検証を実施したのちに商用版の本開発まで、無駄のない拡張性のあるプロダクト開発を進めることが可能となる。