タカラトミー、実在人物の声とそっくりなAI合成音声の読み聞かせスピーカーを9月下旬発売

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2022/05/29 12:00

 タカラトミーは、パパやママそっくりのコエをAIがつくる読み聞かせスピーカー『coemo(コエモ)』を2022年9月下旬から全国の玩具専門店、百貨店・量販店の玩具売り場、インターネットショップ、タカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」などにて発売する。予約受付は、「タカラトミーモール」にて2022年6月14日(火)から開始する。

 同製品は、コエステが提供する最先端のAI音声合成技術「コエステーション」(身近な人から有名人まで、多種多様な合成音声を生成し、さまざまなデバイスとつなげることのできるサービス)を活用し、実在の人物の声とそっくりな合成音声=コエで、たくさんのおはなしを読み聞かせしてくれる。プロのナレーターの感情表現や抑揚を再現することで、まるでパパやママが話しているような自然な読み聞かせを実現している。また、それぞれのおはなしに合わせた効果音やBGMを合わせることで、臨場感ある読み聞かせを楽しむことができる。音声登録のアプリ「コエステーション」と、おはなし(童話)コンテンツなどを搭載している「coemoアプリ」を連動させてコエを登録し、スマートフォンで好きなコンテンツを選んで本体に送信すると『coemo』が指定したコエでおはなしを読み上げる。祖父母や親戚などが「コエステーション」でコエを登録し、「coemoアプリ」で連携すると、おはなしの配役でコエを変えることもできるという。

 同アプリには、無料で楽しめる60コンテンツをそろえ、日本や世界のおはなし(童話)、オリジナルストーリーなど45作品のほか、睡眠のプロ「BRAIN SLEEP(ブレインスリープ社)」とコラボレートした良質な睡眠へ導く音楽や、「ねるまえたいそう」などのコンテンツも楽しめる。また、子どもの成長に合わせて長く使用できるよう、追加コンテンツも展開予定となっている。幼児教育実践研究所「こぐま会」とのコラボコンテンツ(有料)では、おやすみ前に耳でじっくり聞いて、子どもの聞く力や集中力、理解力を養う。

 同製品を使用し読み聞かせをすることで、親子のスキンシップの時間を充実させ、子どもにとっても大人にとっても楽しいひとときや、映像や本に慣れ親しんでいる子どもたちに「耳で聞いて想像する新たな体験」を提供する。

 同製品の特徴は、次のとおり。

毎日の読み聞かせが楽しみになる、こだわりの合成音声

  • パパやママの合成音声=コエでおはなしを読んでくれるので、楽しい読み聞かせの機会を増やし、子どもも聞きなれたコエで安らぎながらおはなしを聞くことができる。
  • 最先端のAI音声合成技術「コエステーション」によって感情表現や抑揚を再現し、まるでパパやママが話しているような自然な読み聞かせを実現。それぞれのおはなしに合わせた効果音やBGMもついているので臨場感ある読み聞かせが楽しめる。
  • 祖父母や親戚などのコエを「コエステーション」で作成(登録)し、「coemoアプリ」で連携すると、おはなしの配役でコエを変えることができる。
  • 事前に子どもの名前を登録しておくと、おはなしのなかで子どもの名前を呼んでくれるオリジナルストーリーも収録。
  • パパやママは本を持っておはなしを読むことやスマートフォンを持つことがないため、その分子どもと一緒に話ししたり、触れ合ったりと多くのスキンシップをしながらおはなしを聞くことができる。
  • 視覚を使わず、音声のみの読み聞かせなので、聞くことに集中でき、子どもの想像力・創造力を養う。

容易な操作でコエを登録

事前準備

 スマートフォンに「コエステーション」と「coemoアプリ」をインストール。「コエステーション」でユーザーの音声を録音してコエを作成し、「coemoアプリ」と連動させる。声の収録は最初に約15分間指定の原稿を読むだけで完了する。

読み聞かせ

 「coemoアプリ」で好きなコンテンツを3つ選んで本体へ送信。本体操作だけで『coemo』がおはなしを読み上げる。

 なお、「コエステーション」はiOS15対応のiPhone/iPadで利用可能。Android版も今後リリース予定とのこと。

無料で楽しめる60コンテンツ

 充実の60コンテンツ。日本の昔ばなしや、グリム童話など世界のおはなし45作品のほか、英語の歌や、子どもが落ち着くオルゴールメロディ、さらに睡眠のプロ「BRAIN SLEEP」とのコラボコンテンツなども楽しめる。

子どもの成長に合わせて追加できる有料コンテンツ

 アプリ内課金による有料コンテンツも展開。幼児教育実践研究所「こぐま会」とのコラボコンテンツをはじめ、子どもの成長に合わせたおはなしやBGMなどを追加できる。

 また、同商品は、目の不自由な人も一緒に楽しめるおもちゃとして、日本玩具協会が推進する「共遊玩具」の「盲導犬マーク」対象商品に認定されている。

 認定のポイントは、次のとおり。

連動アプリに「画面読み上げ機能」を搭載

 本体と連動する「coemoアプリ」には、全ページに操作を音声で誘導する「画面読み上げ機能」を搭載。目の不自由な子どもや保護者も音声を頼りにアプリを操作して楽しむことができる。さらに、ページごとに異なるBGMを用い、今どのページを操作しているのかが音でもわかりやすくなっている。

効果音で操作をサポート

 本体のすべてのボタンに固有の効果音を搭載。目が不自由な子どもだけでなく、暗闇で良く見えない状況でもさりげない音で操作をサポートする。

触ってわかるレリーフボタン

 本体ボタンには凸デザインのレリーフボタンを採用し、触ってわかるように工夫。また、ねじ穴を最小限にする構造で必要以上の凹凸をなくしている。