オシロ、「コミュニティマネージャーAI化」のさらなる進化に向け総額5.15億円のシリーズA資金調達実施

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2023/03/02 13:00

 コミュニティ専用オウンドプラットフォーム「OSIRO」を提供するオシロは、凸版印刷をリードインベスターとして、SMBCベンチャーキャピタル、ユナイテッド、サザビーリーグ、ABCドリームベンチャーズ、あおぞら企業投資、combo、NASU、ほか2名を引き受け先とする第三者割当増資および新株予約権付社債(CB)発行を行い、総額5億1,500万円の資金調達を実施したことを発表した。

資金調達の背景と目的

 同社は、「日本を芸術文化大国にする」というミッションの実現に向けて、2017年1月よりクリエイターやアーティスト向けにコミュニティ専用オウンドプラットフォーム「OSIRO」を提供している。

 OSIROは、クリエイターやアーティストのこだわりの世界観を表現し、コミュニティを活性化することを強みとしており、多くの価値共創コミュニティを生み出してきた。業界トップで活躍するクリエイターを中心に選ばれており、昨年からは、エンタープライズプランの導入によりブランド・企業へも提供の幅を広げている。

 今回調達した資金は、さらなる事業成長のための人材採用と、OSIROの「コミュニティマネージャーAI化」の開発をメインに投資をしていく予定。これにより、コミュニティ運営の負荷を下げ、最適化したコミュニティ運営ができるようになることを目指すだけでなく、コミュニティマネージャーのリソース不足により導入に踏み切れなかった個人クリエイターやブランド・企業が、コミュニティを構築・運営しやすくなるサービスづくりにより一層注力していく。

 凸版印刷を筆頭にパートナーとの連携も強化することで、「コミュニティを産業にする」ことを目指し、より高い視座をもってミッションの実現に邁進していく。

資金調達特設ページ「クリエイティブ・コミュニティの時代へ」を公開

今回の資金調達の感謝と今後の採用強化にともない、特設ページを開設。同社が目指すミッションと実現に向けた未来の仲間への想い、応援団(投資家)からのさらなるメッセージなどを掲載している。

今回の引受先(順不同)

  • 凸版印刷
  • SMBCベンチャーキャピタル
  • ユナイテッド
  • サザビーリーグ
  • ABCドリームベンチャーズ
  • あおぞら企業投資
  • combo
  • NASU
  • 中村 洋基氏
  • 角川 素久氏

各投資家からのコメント

凸版印刷株式会社 内田 多氏

人と人の想いを繋ぐコミュニティは、社会の利便性が高まるほどに重要になっていきます。
その重要性は、個人と個人の間に加え、ファンを大切にされるブランド・企業においても同様です。コミュニティオーナーとファンに加え、ファン同士の交流を巧みに創出するプラットフォームのOSIROは、常に前向きなオシロの皆さんのもと、顧客ニーズの高まりと共に大きく成長していくプロダクトだと信じて投資・提携させていただきました。
凸版印刷も、情報コミュニケーション事業者として、オシロの皆さんとコミュニティを産業にすべく邁進できることが楽しみです。

SMBCベンチャーキャピタル株式会社 中野 哲治氏

クリエイターや、企業ブランドにとって、ロイヤルカスタマー・ファンとのコミュニケーションの場であるコミュニティは、オーナー・ユーザー双方にとって自身のアイデンティティを示す非常に重要な場です。
その世界観を実現する高いデザイン力と、創業来泥臭くエンハンスを繰り返し、ユーザー間も含めた1:N:Nの活性化を実現するプロダクトを併せ持ったOSIROの存在は、IP大国でもある日本のクリエイティブがより輝き、また、新たに生み出され続けるためにも必要不可欠であると確信しております。オシロ社のチャレンジをSMBCグループ一丸となって支えて参ります。

ユナイテッド株式会社 早川 与規氏

OSIROは、クリエイターが独自の世界観の中でファンとのコミュニティを活性化できるサービスであり、「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する」当社パーパスとの親和性の高いサービスだと考えております。
その中で、オシロ社の経営陣は、業界に精通し経営者として長年の経験を持つ代表の杉山氏をはじめ、講談社で著名作品の編集を手掛けてきた佐渡島氏も参画する強いチームであり、当領域における先駆者になると期待しております。
今回の出資を通じて、ユナイテッドグループの保有するDXコンサルティング事業や人材マッチング事業などのアセットを最大限活かし、今後もオシロ社の成長を支援してまいります。

株式会社サザビーリーグ 植村 剛直氏

昨今ファンコミュニティーやファンダムをはじめ、熱量の高いファンや顧客とのエンゲージメントの大切さが改めて注目されています。
OSIROのファンコミュニティープラットフォームは、OMOやCRMの次のステップである「クリエイターやブランドへの熱量が高い方同士のコミュニケーション」を作りながら、よりエンゲージメントを高めていけるツールとして期待しております。
代表の杉山さんやオシロメンバーをはじめ、他の投資家の皆様ともご一緒しながら、コミュニティー経済圏の拡大に向けたサポートを行っていけることを楽しみにしております。

ABCドリームベンチャーズ株式会社 北田 淳氏

様々なファンコミュニティサービスが生まれている中で、OSIROが特徴的なのは、世界観のクオリティや、コミュニティを持続的に活性化させる機能を提供している点です。コミュニティマネジメントにおいて、アクティブな状態を維持することは重要な点であり、このような強みを持つオシロ社と一緒に、朝日放送グループのテレビやラジオなどのコンテンツでファンコミュニティを作り、新たな体験を提供できるような連携をしていきたいと考えております。

あおぞら企業投資株式会社 久保 彰史氏

“個”のエンパワーメントがますます進む現代において、クリエイターとファンとの関わり方もますます進化し、より深度を増したサービス、コミュニティ運営が求められていると感じています。

オシロ社は、そんな多様化するクリエイターとファンの関係に“サポート役”として関わり、ファンが“コアファン”として一層満足度が高まるプラットフォームを目指している点に強く共感しております。

オシロ社の掲げる、“作家と編集者”のような関係のコミュニティ専用オウンドプラットフォーム作りを、そして、そのプラットフォームをより多くの方々に広める活動をしっかりと支援していきたいと思います。

combo 中村 洋基氏

広告分野において、多種多様なクライアントのプロジェクトに従事してきましたが、ほぼすべての企業・団体が悩んでいるのがコミュニティづくり、ロイヤルカスタマーの醸成で、オウンドメディアや自社SNSなどの施策に悩んでいます。また個人においても大小のインフルエンサーがフォロワーたちと新たなプロジェクトを興すクリエイターエコノミーも、まだまだ発展途上。そんな中、同社のサービスのポテンシャルを確信し、出資させていただきました。comboの得意分野でもあるマーケ・クリエイティブの知見を総動員して、同社の中長期的な成長ストーリーに伴走できることを楽しみにしています。

株式会社NASU 前田 高志氏

OSIROを知ったとき、我々が創造してきたコミュニティがさらに良くなるとイメージできました。同時に今まで自分たちのコミュニティ運営において、無駄な時間と労力を費やしていたことが浮き彫りになり、OSIROでコミュニティを運営すれば、テクノロジーで無駄を排除し、浮いた時間で、コミュニティをより良くするためのクリエイティブな時間を創出できるはずだと確信が持てました。これは我々だけではなく、広くさまざまな皆様のところへも届くはずです。プラットフォームとしてのOSIROには、ハードウェアに止まらない“思想と強い意志“があります。OSIROがコミュニティの価値をさらに向上させ、コミュニティが人生を豊かにしてくれる当たり前の時代を作ってくれるでしょう。僕は、OSIROが作る未来のコミュニティにデザインで参加したいと考え、出資させていただきました。

角川 素久氏

これまで組織開発顧問として4年ほどオシロの実務的な課題をサポートをしてきましたが、この度のラウンドで個人投資家として出資させていただきました。それは、事業の成長性はもとより組織としてのオシロの成長性を確信したからです。杉山さん自身のアーティストとしての経験に基づく問題意識からミッションが生まれ、プロダクトと組織がそこに強く影響を受けて作られています。スタートアップの拡大期においてはこれが最も重要で、私が創業から参画したSansanと共通する点です。組織の急拡大には様々な問題が発生すると思いますが、このコアを大事にして、引き続き伴走させていただきます。

オシロ 代表取締役社長 杉山 博一氏のコメント

もともと画家を目指していましたが、30歳を機に活動に終止符を打ちました。日本をクリエイターが活動を続けられる芸術文化大国にしたい。そのためには、お金と応援団が得られるコミュニティが必要だと考え、オシロを創業しました。今回の資金調達は、必要額を募るだけではなく、コミュニティを広めていくために、ナショナルクライアント、テレビやラジオのようなメディア、ブランド企業といった、大切なファンを持つ企業と繋がることを重視しました。お陰様でこの想いと挑戦に共感、賛同してくださった愛のある応援団(投資家)の方々と出会うことができました。これからもクリエイターやブランドが全力で活動に打ち込める世界を実現することに寄与できるように邁進してまいります。