ピアラ、ライブコマースサービス「LiveBuzz」を開始 BLANC AMOUR社とライブコマーサー育成も

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2023/05/10 17:00

 ヘルスケア、ビューティ、食品領域を中心に、さまざまな業界の企業に対しブランディングからLTV向上までのALLデータを一元管理し、通販DXサービス(マーケティングDX)を展開するピアラは、独自スコアロジック「Influence」を活用したライブコマースサービス「LiveBuzz」の提供を開始した。

 また、BLANC AMOUR(ブロン・アムール)と業務提携し、ライブコマース支援、ライブコマーサーの育成およびライブコマース市場の拡大に向けて、取り組みの強化を図っていることを発表した。

「ライブコマース」による新しい販促チャネル・購買体験の提供

 ライブコマースはSNSなどでライブ動画を配信し、「ライブコマーサー」が視聴者への実演・コミュニケーションを通して商品を販売する購買チャネル。視聴者は店舗への移動やweb問い合わせをすることなく、コマーサーとコミュニケーションを図ることでリアルタイムに商品の魅力を知り、使用(利用)方法や、疑問の解消を行うことで、その場で新しい商品との出会いから購入までを、シームレスに体験することが可能となる。

ライブコマース施策概要
ライブコマース施策概要
ユーザーの購買ファネル
ユーザーの購買ファネル

日本国内でのライブコマース市場規模の展望

 ライブコマース先進国である中国ではKOL(Key Opinion Leader)が躍進し、今後も成長が見込まれている。市場規模などの理由から日本国内でのライブコマースは困難であるという見方があったが、ライブコマーサーを活用することで国内での成功事例も続々と出てきているという。2023年には700億円超、2024年には約1,000億円まで成長すると見込まれており、今後も日本のライブコマースの市場規模は拡大することが想定されている(ククレブ・マーケティング調べ)。

 また、直接の購買のみならず、ライブコマースを起点としてリーチの獲得/SEMの検索ボリュームが増加するなど、ほかのマーケティング施策への波及効果も認められており、認知~獲得までをフルファネルで実施できる施策として投資対象とする企業が増加している。

商品×ターゲットに合わせて「Influence」を最大化

 「誰からどのように情報を受け取るか」が、ソーシャルセリングと呼ばれるSNSチャネルでの販売では重要となる。同社ではインフルエンサーキャスティング「BuzzMinutes」で開発した独自スコアロジック「Influence」を使用したブランディング施策と20年に渡るD2Cノウハウを掛け合わせ、フルファネル戦略を横断した新しい施策として、ライブコマーサーによる販促効果を最大化する。

BLANC AMOURについて

 BLANC AMOURの代表を務める原 朝未氏は「上司のあさみ」として自身もライブコマーサーとして活動している。TikTokのフォロワー数は30万人を超えており、その高い影響力で国内トップクラスのライブコマーサーとして商材のライブコマースを実施。さらに実際のライブコマースで得たノウハウを活かし、新たなコマーサーの育成事業を展開している。

 今回の業務提携を機に、BLANC AMOURが運営しているクリエイター育成支援事務所「Fairy」に所属するライバーのコマーサーとしての育成、クリエイターエコノミー支援プラットフォーム「CYBER STAR」でのライバーおよびコマーサーへの活動支援をBLANC AMOURとともに行っていくことで、市場の拡大とクライアント支援領域の拡大を図っていく。