株式会社メルカリは、同社が運営するフリマアプリ「メルカリ」とOpenAI社の対話型AI「ChatGPT」向け機能拡張ツール（ChatGPTプラグイン）を連携させた商品検索機能の提供を開始した。
ChatGPTプラグインとは、OpenAI社が2023年3月に公開した、外部サービスとChatGPTを連携させて活用できる仕組み。これまで「メルカリ」で欲しい商品を見つける機能は、キーワードをもとにした検索や検索履歴にもとづくオススメ表示が中心だった。
今回のChatGPTプラグインの導入により、「メルカリ」および「メルカリShops」で出品・販売されている多様な商品のなかから、探している商品の用途や特徴、価格帯などの情報をChatGPTに入力することで、特定のキーワードによる検索をしなくても、自然な会話を通じた商品検索が可能となる。
利用イメージ
- 新しく始める趣味に必要なものを揃えたいとき：「初めてキャンプに行くんだけれど、持っておいた方がいいものってある？」
- 資格の勉強を始めたいとき：「おすすめの英語の問題集を教えて」
- プレゼントを探したいとき：「小学5年生の女の子が喜んでくれそうなプレゼントって何がありそう？」
同社は2023年5月、生成AI・大規模言語モデル（LLM）の専門チームを立ち上げ、プロダクト実装による課題解決や、メルカリグループ内の生産性向上に取り組んでいる。今後もさまざまな観点から生成AI・LLMの活用を検討していくとしている。
