総合制作事業会社の博報堂プロダクツのプロジェクトチーム「SUSTAINABLE ENGINE」は、ドネーション付き缶バッジで生活者・企業・社会をつなぎ、寄付をもっと身近にする仕組み「KIHUMO(キフモ)」の提供を開始した。
同社調査において、サステナビリティコミュニケーションをより魅力的で効果的なものにするためのポイント1位に「顧客が参加したくなる体験を通じたコミュニケーション(50.8%)」が挙げられており、生活者が自発的に参加したくなるアクションの創出が求められている。そこで、同社のプロダクト領域における企画・実装力とサステナブル領域における高い専門性を掛け合わせ、オリジナル缶バッジの開発をトータルプロデュースすることで、生活者が身近に社会貢献できるソリューションを開発した。
「KIHUMO」は、寄付先の選定サポートから、貢献したい社会課題や企業ブランド・キャラクターにあわせたオリジナルデザインの缶バッジ製作・生産、販売先の開拓により、寄付先とのつながりや製品の販売網を持っていない企業でも生活者とともに社会貢献活動を実施できる。これまで社会課題の解決や貢献に関心を持ちながらも具体的な行動に結びついていなかった生活者にとっては、KIHUMO缶バッジへの興味関心が入口となり、購入を通じ身近に社会貢献に参加する機会を提供する。
KIHUMOの仕組みと特徴
手に取りたくなるオリジナル缶バッジデザイン
KIHUMOでは「集めたい・身に着けたい」と感じる缶バッジデザインを同社プロダクトデザイナーが提案。製品としての魅力と社会貢献性の双方から、自発的に参加したくなる社会貢献機会を創出する。
企業課題に合わせた寄付先のマッチング
寄付先と対象とする社会貢献活動は、緊急医療支援、災害支援、人道支援、教育支援、水・衛生支援、食糧支援、女性活躍支援、生物多様性保護、貧困世帯・子どもの保護、公正な社会の実現、環境保全(海洋保全・森林保全)など計22団体のなかから選択が可能。(2023年10月12日現在)
ターゲットに合わせたタッチポイント
同社の「カプセル玩具の販売ネットワーク」を活用し、全国最大2,000箇所の流通網への展開をプロデュース。自社店舗やECなどの販売先を保有しない企業も、KIHUMO缶バッジを新たな販売先で展開することが可能。
博報堂プロダクツ「SUSTAINABLE ENGINE」は、今後もサステナビリティ課題解決に取り組む企業を支援し、社会的インパクトを創出することで共に持続可能な社会実現に貢献していく。