ワントゥーテンは、島田電機製作所がオープンする「押す」をテーマにした施設「OSEBA(オセバ)」の体験設計ならびにデザイン、空間設計を行った。
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1933年に創業し、エレベーター用ボタンや表示器の製造および販売を行う島田電機製作所は、より多くの人にボタンを楽しんでもらいたいという思いのもと、「押す」をテーマにしたアミューズメント施設「OSEBA」をオープンする。“事業活動はファンづくり”をモットーに掲げる島田電機製作所が、その集大成として取り組んだ同施設の実現に向けて、ワントゥーテンもプロジェクトの立ち上げ初期から参画し、施設の方向性から体験コンテンツの内容まで、ともに創り上げてきた。
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コンテンツ一覧
施設は「あそぶ」エリアと「まなぶ」エリアのふたつに分かれ、合計8つのユニークなコンテンツを提供する。
あそぶエリア
1000のボタン
「絶対に押すな」と書かれたボタンや、マヨネーズのキャップ型のボタンなどユニークなボタンを押す体験ができる。
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333ハートビートボタン
壁に並んだ333個のハート型ボタンを30秒以内にどれだけ押せるかを競うゲーム。
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ミラールーム
鏡張りの空間で、ボタンを表現した映像と音楽を楽しめるデジタルアートコンテンツ。
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クレーンゲーム/ガチャガチャ
島田電機のオリジナルキャラクターのぬいぐるみや、ここでしか手に入らないレアアイテムを入手できる。
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まなぶエリア
島田100年ヒストリー
同社の歴史を時代ごとの製品(実物)とともに展示する年表コンテンツ。
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クラフトマンウォール
「まなぶ」エリアの目玉コンテンツ。製品の製作工程を、実際に使用する図面や工具とともに展示することで、工具の迫力やモノづくりのこだわりまで知ることができる。
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エレベーター製品紹介
商業施設、オフィス、ホテル、リゾートの4施設で使用されている島田電機の代表的な製品を、ポップなグラフィックとともに紹介。
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モノづくりクイズ
モノづくりにまつわる押しボタン形式のクイズコンテンツ。ボタンを押すと正解・不正解の音が鳴るギミックが仕掛けられている。
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「まなぶ」エリアでは、島田電機のことがわかり、好きになれるコンテンツを制作した。また「まなぶ」ではあるものの、”お勉強”的なコンテンツにならないよう、体験のギミックやコピー、デザインなど体験設計の細部までこだわり抜いて創り上げている。