大手企業のSNSマーケティング支援をおこなうガイアックスは、2025年上半期(1月〜6月)の主要SNSの動向、企業炎上の傾向、および効果的なSNS活用事例をまとめたレポートを公開した。合わせて、主要SNSのアップデート情報を一覧化した「SNSアップデート早見表」も公開している。


2025年上半期SNSトレンド総まとめレポートの主なポイント
2025年上半期 主要SNS動向の総括
X (旧Twitter)
有料会員向けの機能拡充と収益化強化、生成AI強化が進み、「SNSの枠を超えたアプリへの進化」が加速。
アルゴリズム更新により、コミュニケーションや濃いエンゲージメント重視へ。新動画作成アプリ「Edits」のアップデートが続々と発表され、編集機能の強化がおこなわれている。
TikTok
ライブショッピングとECの連携強化、クリエイター支援の強化が進む。過去30日間で6,300万ドル(約90億円)がクリエイターに分配されており、その80.4%が中小規模のクリエイターに分配されている。
LINE
クーポンやメッセージ機能の改善が進み、CRM領域での活用が進化中。
2025年上半期 企業炎上の傾向と要因
2025年上期は「特定の層を不快にさせる投稿」が炎上要因の8割以上を占めた。事例には、ジェンダーに関する無意識の偏見や社会情勢とのタイミングの悪さが共通して見られた。
2025年上半期 SNS好事例の傾向
縦型動画は多くの企業に活用され、特にショートドラマでは、国民的アニメとのコラボ実写化も登場。また、従業員の出演や企業独自の視点から生まれる「個性」「熱量」「リアル」がキーワードとなり、「世界観」や「独自性」が重視されている。
2025年上半期 SNS好事例
- くら寿司:社員YouTuberによる「個性」と「リアル」な情報発信でブランドイメージを向上。
- 湖池屋×コメダ珈琲:ユーモアと親近感を活かしたコラボレーション投稿で拡散力を強化。
- やかんの麦茶:クレヨンしんちゃん実写ショートドラマで消費者の感情に深く訴求。
- 楽天グループ:Instagramで働く人の「リアル」な姿を伝え、採用目的の運用に成功。