はじめまして。ソウルドアウトの白戸真一です。前職から現職のソウルドアウトでも、おもに記事LPやアンケートLPの制作に携わっており、現在はクリエイティブ制作のほか、バナーを含む制作体制構築などに注力しています。
前回は「アンケートLPとは」、「記事LPとアンケートLPの比較」など、アンケートLPの基本的な内容をお伝えしました。今回は、「アンケートLPを200本集めて分析してわかった事実」についてお届けします。
まずソウルドアウトでは、アンケートLP 100本の分析を実施。そのあとさらに100本追加し、合計200本の分析を行いました。200本集めても変わらなかったことや、新たに見えてきた傾向もあるので、その結果を発表します。体感でなんとなく知っているという方も、数字を目の当たりにすれば自身の知見が間違っていないことがわかると思います。
各回のテーマ(予定)
- 第1回:アンケートLPの基本を解説! 記事LPと比較したときの特徴や実施するメリットとは
- 第2回:適切な設問数は?オファー数が多いのは? アンケートLP200本を分析した結果を解説(今回)
- 第3回:明確な類似性・再現性とは アンケートLP200本の分析結果をもとにした制作のポイントを解説
- 第4回:フォーマットをもとに配信すると、驚くべき結果が アンケートLPをやらない理由はない
アンケートLPを100本を分析した結果を公開
スプレッドシートに項目を設け、地道にチェックしていきました(もっといい方法があると思いますが、手を動かすことで頭に入ってくるという利点も……)。各項目を集計してみると、さまざまな発見がありました。
私が制作や運用に携わっている範囲だと、「YDAはアンケートLPとの相性が悪い」、「Instagramは相性がいい」と感じていましたが、媒体出稿数は意外と同じです(実際には複数媒体に出しているケースも多いため一概には言えません)。
ほかにも、アンケート数は「3問」と「5問」がベーシックだと思っていたのですが、最近の傾向なのか「4問」が非常に多いです。
3問といっても、実際は「ふたつの質問と商品の魅力を聞く項目」で3問というケースがほとんど。この場合、ユーザーの心を動かすギミックは「ふたつの質問」にかかっています。
それに対して4問の場合、心を動かすギミックに「3つの質問」が使えるため、よりユーザーの興味・関心を引き出せるのではないか、というのが私の仮説です。5問では長すぎてユーザーが飽きやすかったり、離脱したりしてしまうのでしょう。
設問数ごとの傾向も分析しました。アンケートLPは「価格の安い商品と相性が良い」という通説がありましたが、集計結果を見ても「お試しオファー」がダントツで多いです。
本品オファーで価格が高い商品では金額を伏せるケースも。これに関しては私が担当したとある案件でも、オファーと割引率のみの記載でテストしたところ、後者のほうが圧倒的に遷移率が高かったです。
すでにアンケートLPに取り組んでいる方からすると「知っていた」ことかもしれませんが、実際に「データ」として見たことはあまりないのではないでしょうか。
数値になると肌感が現実になるため、それだけでも集めた価値を感じていますが、これだけではありません。実は「アンケートLPの構成」も、見比べてわかる類似性・再現性があるのです。