こんにちは。ソウルドアウトの白戸真一です。記事LP・アンケートLPのクリエイティブ制作のほか、バナー含むクリエイティブの制作体制の構築などに注力しています。
ここまで、アンケートLPの基本的な内容から、記事LPよりも魅力的な点、200本分析してわかってきた制作ポイントなどをお伝えしてきました。第4回の今回は、第3回でまとめた制作のポイントをもとに、アンケートLPのフォーマットを作り配信した結果をお伝えします。正直、「えっ、そんなに!?」と驚くような成果につながったので、共有できればと思います。
各回のテーマ(予定)
- 第1回:アンケートLPの基本を解説! 記事LPと比較したときの特徴や実施するメリットとは
- 第2回:適切な設問数や設問内容、媒体別の出現率は? アンケートLP200本を分析した結果を解説
- 第3回:明確な類似性と再現性はどこにあるのか アンケートLP200本の分析結果をもとに、制作のポイントを解説
- 第4回:[最終回]フォーマットをもとに配信すると驚くべき結果が 今アンケートLPがホットな理由
CVが2倍以上に増加しながらもCPAは64%に抑制
商材名など詳細はお伝えできないことはあらかじめご容赦いただきたいのですが、アンケートLPを実施したところ、「CVが2倍以上」に増加しながらも「CPAは64%」に抑制できたという結果になりました。
運用に携われている方なら実感があると思いますが、「CVは増えたけど、その分CPAも上がった」、「CPAは抑えられたけど、CVがついてこない」といった状況に陥ることがありますよね。
そんな中でこの案件では、CVは激増し、CPAは半分近くに抑えられました。大きな変化といえば「アンケートLPの導入」だったこともあり、アンケートLPの成果と考えるのが妥当でしょう。具体的な数はお伝えできないものの、「3CVが6CVに」という規模ではなく、十分な母数があっての改善率となりました。
分析結果をどのように活かしたのか
アンケートLPの詳細は割愛させていただきますが、200本分析してわかった「アンケートLPの定番の構成」を基本的な軸にしています。優れた、かつ斬新な発想があるわけではありません。
ファーストビューは第3回の記事でお伝えした4つの要素をおさえて作成し、設問は使用率の高い「4問」を採用。オファーは画像を用いたり冗長な記述は避け、すぐにCTAにつなげる。こういった分析結果が活きたのだと思います。
分析内容の理解とクライアントの商材理解。このふたつがあればアンケートLPは十分に通用するものが制作できるのです。
また第1回の記事で「アンケートLPは検証しやすい」という特徴があることもお伝えしました。
今回の案件でも、大きな成果貢献に甘んじることなく、2本目のアンケートLPを制作・提案。まるっと新規で制作するのではなく、すでに制作した1本目をベースに設問変更を加えたものです。成果はまだ検証途中ですが「1本目と同等以上のパフォーマンス」といったところ。1本目の成果に悪影響を出さない範囲で、目標CPA内でCVの積み増しにつながっているため、十分に貢献していると言えます。
訴求違いで成果の良いものを複数用意できると、突然の悪化や”枯れ”に対するリスクヘッジにもなるため、どんどん本数を増やしてストックしたいところです。