こんにちは。ソウルドアウトの白戸真一です。記事LP・アンケートLPのクリエイティブ制作のほか、バナー含むクリエイティブの制作体制の構築などに注力しています。
第1回は「アンケートLP 虎の巻」、第2回は「アンケートLPを200本分析した結果」をお伝えしてきました。第3回は、第2回の分析結果をもとにわかったアンケートLP制作のポイントをお伝えします。
同じ役割を持つページに記事LPがありますが、薬機法が厳しくなる中、記事LPを作りあげるのはなかなか労力がかかります。ユーザーの体験談を集めたり、法令遵守の中でユーザーの心をゆさぶるコピーを考えたりと、一筋縄ではいきません。
そんな中で一筋の光となるのがアンケートLPです。記事LPよりもアンケートLPのほうが良い。マーケティング経験者がなぜそのように感じるかは、最後までご覧いただければおわかりいただけるのではないでしょうか。
各回のテーマ(予定)
- 第1回:アンケートLPの基本を解説! 記事LPと比較したときの特徴や実施するメリットとは
- 第2回:適切な設問数や設問内容、媒体別の出現率は? アンケートLP200本を分析した結果を解説
- 第3回:明確な類似性と再現性はどこにあるのか アンケートLP200本の分析結果をもとに、制作のポイントを解説
- 第4回:フォーマットをもとに配信すると、驚くべき結果が アンケートLPをやらない理由はない
アンケートLPの構成にある“明確な類似性と再現性”
記事LPにしてもアンケートLPにしても「ライティングスキルがないと難しそう」、「どうやって考えればいいかわからない」、「制作を依頼したいけれど、どのように指示すれば良いのだろう」と悩まれる方は少なくありません。
記事LPも、構成のテンプレートやフォーマットを探せば見つけることができますが、それに当てはめるだけで完成するというわけではないですよね。商品の魅力を訴えるためには、適切なワード選びやリアルな体験談が求められます。
ですがアンケートLPは別です。ポイントを押さえればワードのセンスは必要ではありません。
なぜそのように言い切れるのでしょう。それは、アンケートLP200本を分析した際に、類似性と再現性がはっきり見えたためです。
ファーストビュー画像で必要不可欠な4要素
まずは、ファーストビュー画像のつくりから見ていきましょう。
ひとめ見ただけでは気づきにくいかもしれませんが、どのファーストビューも“共通した見せかた”をしています。テキストで書き出すと次のとおりです。
つまり、この4つの要素を取り入れることができれば、アンケートLPのファーストビューは合格点と言えるでしょう。これらをもとに次の画像を見てみると、どれも事実ベースのテキストで、センスが光るコピーや、薬機法、景表法に抵触するおそれのある表現がないことがおわかりいただけるかと思います。
先ほど挙げた4つの要素に加え、「商品で解決できる悩みを想像させる画像」や「開封や使用感が伝わる動画」を使うケースもあります。
デザインのクオリティもこだわりが詰まったものから比較的シンプルなものまでさまざまですが、私が担当した案件では、4つの要素をふまえていれば、シンプルなデザインでも効果が出ています。