ゲームフルデザインが「課題解決」の新たなアプローチに
セガ エックスディーでは、こうしたゲームフルデザインを活用してさまざまな体験を設計している。
ベネッセコーポレーションとともに開発した英語学習のアプリは、勉強のモチベーションがなくゲームにばかり夢中になっている子どもも、いつの間にか勉強に取り組んでしまう仕組みになっている。
「ゲーム要素を入れた学習アプリはこれまでもありましたが、これは正真正銘、ゲームとして勝負しています。ゲームアプリで課金すると強くなるように、勉強すると強くなる。普段のゲームでは課金できないお子さまも、勉強することで課金したときのように強くなっていくので、もっとやりたくなるのです」

今回紹介されたゲームフルデザインの手法は、決して万能ではない。課題解決の手段として使うためには、当然ながらシーンを選ぶ必要がある。ただ、真正面からは解決できない課題にアプローチを提示してくれる、新たな一手になり得るのではないだろうか。
「世の中には、正攻法で合理的に解決できる課題ばかりではありません。そういった課題に対して、つい夢中になってしまうゲームの行動変容が活用できるはずです。ゲームフルデザインを皆さんの事業におけるひとつの武器として、ご活用いただけたらと思います」
そう語り、同社の「使いたくなる体験のつくりかた」のフレームワーク(下図)を公開。セッションを締めくくった。

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