デザインで社会の課題を解決するために、日々のデザインでアウトプットするべきこと
携わるサービスが社会の課題解決につながること、社内の医師とともに行政ともやりとりをして仕事を進めていく地道な積み重ね、そして医療にかかわるサービスだからこそデジタルに強くない人のことも踏まえてプロダクトを作っていくこと。このような状況下で、メドレーのデザイナーは日々、なにを考えてデザインの仕事に取り組んでいるのだろうか。
「ひとことで言うと、メドレーのデザインにはムダがありません。オフィスのレイアウトもそうですが、“凡事徹底”を掲げていて、それがプロダクト全体に表現されています。とくだん言語化はしていないけれど、自然に意識しているところがあるかもしれません。そして、プロダクトとして機能的であるために、デザインの細かいところまで理由を考えながら設計しているのも特徴です。さらに、エンジニアや医師とも検討を重ねながら、最適なUIを提供できるよう日々改善を重ねています」(前田さん)
たしかにメドレーを訪問するとまず、真っ白な壁にロゴが掘られた受付が目に入る。それを踏まえると、「ジョブメドレー」のサイトは少しカラフルにも見えるがその意図とは。
「たしかに『ジョブメドレー』は色をたくさん使っていますが、意図しない装飾はありません。装飾にもそれぞれ意味や機能を持たせています。尖ったデザインは尖った人にしか刺さらない。さまざまなユーザーが使えるようなものってなんだろうと意識しながらデザインをしています。メドレーのそれぞれのサービスを利用するユーザーは、20代もいれば持病のあるおばあさんもいて幅が広い。その幅の広さを意識しないと、誰にも使われないサービスになってしまいます」(小山さん)
「アウトプット1つひとつの意味が何なのかを考えるようにしています。見た目も機能も、それぞれの意味を問うことをメドレーのデザイナーは意識しています」(波切さん)
業界を知らずしてデザインはできない わからないことを自覚し、聞いて学べる関係を築くこと
ウェブ制作会社で技術を身につけてから事業会社へ、事業会社にはいるけれどより社会に貢献するサービスに携わりたい。そのように自身のキャリアを考えている人も少なくないだろう。メドレーのような会社で求められるデザイナー像は、どのようなものだろうか。
「これまでお話してきたように、ここにいる3人を見ても、経歴もタイプもバラバラです。何かしら得意な領域があって、個性があればいいのではないでしょうか。お互いが影響し合い、成長できる環境であればと思っています。事業会社では、その業界の知識を、自分から学習していく意欲は求められると思います。自らキャッチアップしに行き、仕組みや制度を理解しないとデザインはできません。最初は難しいけれど、深堀りすることに興味がある人が向いているかもしれませんね。テクノロジーに興味を持っていて、エンジニアとコミュニケーションを密にとれる環境は、おもしろいと感じてもらえると思います」(前田さん)
「自分の知らない領域であっても、それに自覚的であればいいと思います。メドレーは複数人の医師をはじめ専門家揃いですから、わからないことは聞けばいい。しっかり聞ける関係を築くことがとても重要だと思います。自覚的であること、聞ける関係を構築できること。このふたつがあればやっていけますし、ないと難しいかもしれません」(小山さん)
「私が今所属しているのは、ゼロからイチを作り出しているチームです。事業を立ち上げるための仕事は多様で、自分が経験したことがなかったり知らないことであっても、調べながら取り組むことが大事だと思っています。私たちはデザイナーですが、チームとして必要であればディレクターのような仕事をする場合もあります。1つひとつの仕事が事業にとってどんな意味があるのかを考え学びながら仕事をしています」(波切さん)
メドレーではデザイナーを募集しています
メドレーでは、医療ヘルスケアの未来をデザインで変えていきたいデザイナーを募集しています。興味のある方はぜひこちらのページからご応募ください。